法学部法律学科は、基礎から全般的に法律を学べる学科です。法律学は、高校で学ぶ機会が少ないので、入学者の誰もが初学者といえます。全員が同じスタートラインに立ち、法の基本的な考え方を基礎から丁寧に学ぶことができ、法律学に特有の思考法(リーガルマインド)を確実に身につけることができます。
本学科では、各年次における少人数教育を徹底しており、これを活かしたきめ細やかな指導や双方向型の授業を通して、充実した内容の学習ができます。また、学年が進行するに従い、自己の関心や興味に沿った学習が可能なので、無理なく専門的な知識を深めていくこともできます。
このほか、資格センターを活用すれば、さらに高度な専門知識も身につけられ、法律関係の資格取得や公務員試験の突破、大学院への進学も目指せます。
民法には、物権という概念と債権という概念があります。物権は所有権など物を直接支配する権利、債権は人に一定の行為を要求できる権利です。この講義では物権と債権の違いを理解し、債権の種類や効力などを基礎から学んでいきます。
「憲法Ⅰ」では、立憲主義や法の支配といった憲法の《土台》となる基本的な考え方を理解した上で、国会・内閣・裁判所など、国家の統治構造や制度について学びます。「憲法Ⅱ」では、法の下の平等や表現の自由といった基本的人権の保障と、関連する重要な憲法判例について学んでいきます。